本来は乳歯が抜け始めて永久歯に生え変わる時期の6~14歳の期間から専門の矯正歯科の医師の指導の下で長期的計画をアドバイスしてもらいながら矯正して将来の正しいキレイな歯並びを目指すことが理想的な方法になります。
この時期から子供の顎の骨が急速に成長していきますので、歯列矯正だけでなく上下の顎の骨のバランスを調整する事が可能な時期でもあります。
この年令から矯正を始めれば、成長して大人になってからの歯並びは美しい状態になり、将来も矯正する必要がなくなります。
正しい歯並びが得られると虫歯や歯周病にもなりにくくなりますし、時々の定期健診で虫歯などの予防対策も講じられます。
初めの内、子供は歯科医院に行く事や治療を嫌がりますが、虫歯の治療のように歯を削ったりしていたい思いをすることは無いので次第に慣れてきますし、矯正歯科の医師や看護師も手馴れておりますので子供が安心して通院できるようにしてくれます。
小児からの矯正は成長を見守りながら長期間かけて矯正する事が問題ですが、通院のペースは数ヶ月に1回ですので将来の子供のことを考えればたいした苦痛ではありません。
小児矯正も基本的には大人の矯正とほとんど同じ方法で行われますが、特に有効な症状は「永久歯の生えた場所が次に生えてくる永久歯の銃尼になる懸念がある場合」や「生えてきた前歯がずれていて噛み合わせが悪い場合」などが顕著なれですが、顎の位置にズレがあって正常でない場合にも対処します。
「小児矯正の費用」
小児矯正の費用は矯正する内容と歯科医院の料金設定によって異なりますが、一般的な概算について記します。
・基本料       約30~60万円
・相談料       無料~約5000円
・診断料       約3~10万円
・経過観察料     1回約3000円=1万円{通常2ヶ月に1回}
*小児矯正は保険の対象にはなりませんが「医療費控除」は可能性があります。