肩が痛かったりして原因が分からない不安のままに生活していて、あるとき矯正歯科で歯並びの歯列矯正をしたら治る事例があるのです。体には、全身に渡って血管と神経系がはりめぐらされていますから、歯並びの異常が、肩こりの原因になることはあって当たり前な現象なのです。

歯並びが悪いことが、肥満原因となってしまう例があります。歯並びが悪くて噛み合わせが旨く行かないと、自然と食べ物をしっかりと噛まない食生活の習慣となってしまいます。歯並びの悪さが負担になってあまり噛まないで飲み込むと、食べ物を消化する胃はどうなるのでしょうか。唾液に含まれる消化酵素リパーゼが食べ物と充分に噛み合わせられないまま胃に運ばれると、胃での分解がうまく進みません。さらに噛み砕かれてない食べ物は、胃の中で胃液との分解力に負担をかけていまいます。消化吸収力の低下が起るのです。さらに噛む行為は脳に信号として伝わり満腹中枢による満腹感を感じさせてくれるのですが、よく噛まないことは、満腹感を感じさせてくれなくなって、食べ過ぎを招いてくるのです。

その食生活は、食べ過ぎによる肥満原因を引きおこして、今問題の生活習慣病に繋がっていく危険性があるのです。さらに循環器系への影響が高血圧原因を悪い歯並びが作ります。歯並びの悪さから、噛みやすい偏った歯ばかり使うことになると、偏った刺激が首や肩の筋肉を圧迫してその近くを流れる動脈に圧迫を招いていきます。そうすると当然血液の循環が悪くなっていきそれを負担するのが心臓の動き。心臓への負担は、高血圧に繋がっていきます。歯並びの悪さが、高血圧原因を作ってしまうのです。さらに悪い歯並びは、眼にも影響してきます。食物を噛む時に使う顎の筋肉が、偏って働くと顎の筋肉は、その近くにある眼球を含む骨にも刺激が伝わるのです。刺激は眼球を圧迫していきます。圧迫された眼球は、眼の視力調整機能に負担をかけるので、眼の視力調整機能に影響して仮性近視を呼び起こすのです。